自らの軸を形成した立教での日々

髙木亮二法律事務所 弁護士 水町 洋介さん

2018/06/11

OVERVIEW

中学校から大学までを立教学院で過ごし、現在は、法律事務所で弁護士として働いていらっしゃる水町 洋介さん(2008年法学部卒業)にお話を伺いました。

自身の経験から弁護士の道へ

高校2・3年生の担任だった 後藤直之先生と、新座中高 の教室にて

高校3年の「倫理、政治・経済」の授業で法律の面白さに目覚め、法学部へ進学しました。弁護士を目指すきっかけは、大学2年次の時にアルバイト先でトラブルに巻き込まれたこと。法律知識の必要性を痛感し、同じような問題に直面する人を助けたいという使命感が芽生えました。司法試験を目指すには遅いスタートでしたが、法曹界を志す学生が多い野澤正充ゼミで学ぶ傍ら、予備校にも通い、猛勉強を重ねて合格をつかむことができました。
現在、主に個人の方を対象に、民事・刑事事件を広く手掛けています。依頼者の要望を的確に把握するには、問題を抱え、心を閉ざしている相手に心を開いてもらうことから始めなければなりません。以前「太陽のような笑顔ですね」と言われたこともあるのですが(笑)、キリスト教の精神が息づく立教には根が優しくて前向きな人が多く、そこで形成された性格やコミュニケーション力が依頼者との信頼関係づくりに役立っていると感じます。
自分の意志が問われる環境

左/個性豊かな級友たち  右/現在も交流が続くバレーボール部の仲間(立教新座高等学校の卒業アルバムより)

立教には興味・関心に応じて何事にも自由に取り組める風土があり、それゆえに早い段階から"自分で選ぶ"ことが身に付いていったように思います。中高ともに修学旅行の行き先を自分たちで決めたり、高校では選択科目や卒論のテーマを考えたりと、中高6年間を通して自分で考え決断する機会がたくさんありました。弁護士の道を迷わず選べたのもその土台があったからであり、現在の仕事への取り組み方にも大きな影響を与えています。
さらに、決断し挑戦する意欲を後押ししてくれたのは、部活やサークル、ゼミ仲間の存在でした。ゼミの野澤教授は立教小学校の20回生でいらっしゃるので、自然と立教らしさを吸収していたのかもしれません。立教生は切磋琢磨しながらも皆で一緒に頑張ろうという和やかな雰囲気があり、お互いに刺激を与え、支え合ってきたからこそ、いまの自分があると感じています。好きなことに存分に取り組める得がたい環境の中で、後輩の皆さんも仲間と共にさまざまなことにチャレンジし、自分のやりたいことを見つけてほしいと思います。
※本記事は、『立教学院NEWS』Vol.29(2018年5月)の記事を再構成したものです。記事の内容およびプロフィールは、取材当時のものです。

プロフィール

PROFILE

髙木亮二法律事務所 弁護士 水町 洋介さん

立教中学校、立教新座高等学校、
立教大学法学部国際・比較法学科(2008年卒業)



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