理事長・学院長メッセージ

立教学院の概要

立教学院理事長 福田裕昭

変化に対して「しなやかに適応できる立教人」を未来の社会に送り出す

「立教らしいね!」と言われると何だかうれしく誇らしい気持ちになります。立教学院で学ぶ人たちや教職員、OB・OGたちに聞いてみると同じような答えが返ってきました。それでは「立教らしさ」とはいったい何なのでしょうか?「豊かなコミュニケーション力」「大らかな人間性」「他者の意見を尊重」…日ごろ、立教人と接している周辺の方々はこうしたイメージを抱くと言います。これは、開校以来、キリスト教に基づく人間教育によって「共に生きる力」を育んできた成果のひとつと言えるのではないでしょうか。
立教学院は2024年に創立150周年を迎えます。次の半世紀へ向けて小・中高・大の各校が一貫連携教育を推し進めます。これは授業や課外活動(スポーツ・文化・芸術)を通じて児童・生徒・学生がつながりを深め、互いに尊重しながら人格を形成していくことが目的です。また、学院が共通の教育目標に掲げる「テーマをもって真理を探求する力」をもった人の育成を図ります。それは優しさの中に「オンリーワンの力強さ」を備えた、これまでの「立教らしさ」を進化させた人物像が想像できます。
今は、世界情勢が流動化し、国の将来が見通せない時代です。探求力を持って、変化に対して「しなやかに適応できる立教人」を未来の社会に送り出すために力を尽くしてまいりたいと考えています。

立教学院院長 西原廉太

立教学院が語る一貫連携教育

立教学院は2024年に創立150周年を迎えます。創立者であるウィリアムズ主教は、立教学校を、当時の学校教育の商業主義、功利主義、立身出世主義に対抗するリベラルアーツ・カレッジとして設立しました。立教学院が目指す一貫連携教育とは、小学校から大学まで全員がエスカレーターに乗って無事大学を卒業できることではなく、キリスト教に基づく人格教育をそれぞれの学校において全力を尽くすものです。人間の尊厳、価値とは何か、生きることの意味を、一生を通じて絶えず問いを追求し続けることのできる人間を育てることこそが、私たちの建学の目標に他なりません。
ともすると、進学競争を避けるという消極的な意味において唱えられてきた「一貫教育」という語ではなく、立教学院では、立教小学校、立教池袋中学校・高等学校、立教新座中学校・高等学校、立教大学各校の自主性を保ちつつ、しかも協力と連携による新しい学院教育の創造をめざす理念として、「一貫連携教育」という言葉を大切にしています。
私は大学総長との兼務となりますが、学院全体の一貫連携教育の教学責任者としての使命をも誠実に努めてまいります。

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