2024年、150す。

SCROLL

この150年で、いや、この10年だけでも、世界は大きく変わりました。
あらゆるものが複雑に絡み合い変化し続ける現代を生きる若者のために、
学びの場はどうあるべきか。私たちはいつも考えています。
簡単に正解を見つけ出すことはできないけれど、
ひとつだけ言えることは、これからは「つながる力」が大切だということです。
異なる知識を持った人同士がつながれば、知識の量が一気に増える。
新しいモノの見方が生まれる。
そして、いままでたどり着けなかった答えにたどり着くことができる。

学びをつないで未来をつくる。

2024年の創立150周年、そしてその先に向けて、
私たちの歴史のなかで培ってきた「共に生きる」という考えに基づく人間教育をベースに、
あらゆる分野の学びをつなぎ、未来をつくるための取り組みをはじめます。

HOT NEWS

「立教箱根駅伝2024」事業大学

大学

第99回箱根駅伝に55年ぶりに出場。「江戸紫」の襷をつなぎ、10区間を完走しました!

新春1月2日(月)、3日(火)に開催された第99回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)に、体育会陸上競技部男子駅伝チームが55年ぶりに出場し、全中継所で1本の襷(たすき)をつなぎ、総合18位という成績を収めました。

(写真/月刊陸上競技)

立教学院創立
150周年
記念
募金のお願い

新しい時代のRIKKYOをつくる
創立150周年記念募金に、
引き続き皆さまの
ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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創立150周年を迎えるにあたって

福田裕昭

立教学院理事長

学校法人立教学院は、明治維新から間もない1874年、アメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教によって創立されました。築地に開校した生徒数名の小さな私塾は、今では小学校・中学校・高等学校・大学・大学院・セカンドステージ大学までを擁する国内有数の一貫連携教育校として発展を続けています。本学院は2024年、創立150周年を迎えます。この間の道程は決して

平坦なものではありませんでした。立教関係者のこれまでの尽力に対して、深い感謝の気持ちを捧げたいと思います。本学院は、これからも皆さまと共に『自由の学府』の理想を求めて『オール立教』で邁進してまいります。RIKKYOの未来へ向けて、皆さまの一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

学校法人立教学院は、明治維新から間もない1874年、アメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教によって創立されました。築地に開校した生徒数名の小さな私塾は、今では小学校・中学校・高等学校・大学・大学院・セカンドステージ大学までを擁する国内有数の一貫連携教育校として発展を続けています。本学院は2024年、創立150周年を迎えます。この間の道程は決して平坦なものではありませんでした。立教関係者のこれまでの尽力に対して、深い感謝の気持ちを捧げたいと思います。本学院は、これからも皆さまと共に『自由の学府』の理想を求めて『オール立教』で邁進してまいります。RIKKYOの未来へ向けて、皆さまの一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

目標

創立から150年の歴史・伝統を礎とし、
世界を先導する立教を創る

立教学院は創立以来、小学校から大学まで一貫して建学の精神に基づく人間教育に重きを置き、世界に通用する倫理観、豊かな個性としなやかな思考を養った人材を輩出する教育機関として、社会への貢献を続けてきました。迎える2024年の創立150周年は、歴史ある立教のひとつの節目であリ、未来に向けた宣言の年とし、これまで立教が果たしてきた役割とこれからの使命を再度確認する機会として、創立150周年記念事業を位置づけています。150年の歴史と伝統を礎に、世界の新たな時代・価値観を先導する立教を創ることを目標に、皆さまの叡智を集めて創立150周年記念事業を展開していきます。

テーマ

上記の目標を達成するために、「150年の歴史と伝統」、「先進性、改革精神、未来志向」、「ALLRikkyoの叡智の結集、ネットワークの活用」といった立教の強みや特徴、変革の方向性を端的に表現した以下の3点をテーマに設定しています。設定されたテーマに基づき具体的な事業・企画を立案し、推進していきます。

  • 01

    歴史と伝統への
    感謝・継承

  • 02

    未来への
    挑戦・創造

  • 03

    ALL Rikkyoの
    進化・連携

150年の歴史・伝統

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立教学院の歴史

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主な記念事業

学院史編纂事業

学院
▲ 第2編 立教大学の設立と池袋移転 (口絵)

『立教学院八十五年史』1960年刊、『立教学院百年史』1974年刊に次ぐ、約半世紀ぶりの通史として『立教学院百五十年史』全3巻を刊行します。私立学校の改革と発展には、自校史への確実な認識に裏付けられた建学の精神を常に意識し、現代に生かすという視点が欠かせません。本編纂事業を通じて、立教学院が立教学院らしい改革と発展を遂げるための基盤や、学院構成員のアイデンティティの拠り所を改めて確認していきます。『立教学院百五十年史』は、この間の立教史研究の成果を踏まえ、これまでの学院史で未掲載の資料や、新たに発見・整理した資料に基づき、新たな視点・視角から執筆しています。2023年2月3日に第1巻を刊行し、今後、第2巻、第3巻の刊行を予定しています。

小学校新校舎建設事業

小学校
※パースは現時点のものです。

現在の東棟(チャペル、講堂等)を除くすべての校舎・教育施設を解体し、新校舎を建設します。小学校の新教育コンセプト「自律・協奏する力と心を育む」ための教育活動の拠点として、児童が自発的に学び、児童・教員・保護者など学校に関わるすべての者がともに学ぶ場の創造を目指します。また、学校生活や遊びなどを通し、健全な体力と心を養います。小学校から大学までの「一貫連携教育」を標榜している立教学院にとって、小学校の教育改革、それに伴う新校舎建設は、学院の教育理念・目標の基礎となる初等教育の充実に必須であり、さらに、学院のブランド力向上にも寄与することが期待されます。

新座新棟(仮称)建設事業

大学

2023年度から新設されるスポーツウエルネス学部・研究科は、「すべての人の生きる歓びのために」を理念とし、豊かな人間性を基盤とした、すべての人のウエルネス向上とウエルネス社会の構築に貢献する高度なスポーツウエルネス学の知見と能力を有する人材の育成を掲げています。スポーツウエルネス学部・研究科の教学的な理念を実現する教育・研究活動施設の確保と増加する学生に対応する施設環境の整備を目的に、新座新棟の建設計画を具体化します。また、新座キャンパス所属の4学部における教育・研究活動の密接な連携を視野に、研究推進スペースを設えるなど、新たなイノベーション創出や人材育成の拠点として整備することで、魅力ある施設の建設を目指します。新棟の利用開始は、2025年4月を予定しています。

「立教箱根駅伝2024」事業

大学
(写真/月刊陸上競技)

立教大学は、2024年の創立150周年に向けた記念事業として、2024年1月の東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)本選出場を目指す「立教箱根駅伝2024」事業に取り組んでいます。本学体育会陸上競技部は、箱根駅伝が始まった1920年に創部。箱根駅伝には1934年の第15回大会から出場し、最高順位は1957年第33回大会で総合3位。通算27回出場という伝統校ですが、1968年の第44回大会を最後に立教チームとしての出場が途絶えていました。
事業開始以来、徐々に取り組みの成果が表れ、2021年・22年の1月には、同部の部員が関東学生連合チームのメンバーに選出され、箱根駅伝本選に出場しています。
そして、2022年10月15日(土)に開催された第99回箱根駅伝予選会では、総合6位の成績を収め、本事業での本選出場目標年である2024年より1年早い2023年1月に開催の箱根駅伝本選出場権を獲得しました。
新春1月2日(月)、3日(火)に開催された第99回箱根駅伝本選では、全中継所で1本の襷(たすき)をつなぎ、総合18位という成績を収めました。

旧江戸川乱歩邸施設
整備事業大学

大学

旧江戸川乱歩邸関連資産は、2002年に旧江戸川乱歩邸と蔵書を含む不動産・資料が本学に帰属することとなって以降、今日に至るまで江戸川乱歩記念大衆文化研究センターが中心となり、建造物を含む江戸川乱歩関連資料の整理・保存・公開、ならびに公開講演会などのプログラム等を実施し、広く大衆文化研究の成果公表と社会還元を行ってきました。上記の通り、旧江戸川乱歩邸関連資産は、本学の研究推進及び社会連携との関係で非常に重要な意味を有する資産です。社会に対して江戸川乱歩関連の資産価値を積極的にアピールしていきます。2024 年10月の開館および利用開始を予定しております。

池袋キャンパス
100周年記念事業

2018年度、本学院は築地から池袋へ移転し、池袋キャンパスを開校して100年を迎えました。節目の年に、池袋キャンパスの発展を支えてくださった、本学関係者、豊島区ならびに改めて池袋の街への感謝を伝えるとともに、共にさらなる成長を実現するというテーマのもと、創立150周年記念事業の1つと位置づけ、さまざまな記念企画を展開しました。主に実施した内容は以下の通りです。

  • 池袋キャンパス100周年
    記念式典

    2018年10月14日は校友、11月18日は地域・学校関係者の方々をお招きして執り行いました。2部構成で行われた11月18日の記念式典の第1部では、タッカーホールにて行った4名の著名校友(徳光和夫氏・関口宏氏・みのもんた氏・古舘伊知郎氏)の特別トークイベントもあり、当日は約2,000名の方々に本学に足を運んでいただきました。また、当日大学に来ることが出来ない方々に向けてFacebookにて同時配信も行いました。

  • 立教学院展示館 第5回企画展

    歴史の舞台、池袋キャンパス ー『池袋の立教』その100年ー

    豊島区、池袋、立教の変遷や出来事を貴重資料や写真、展示物にて紹介する企画展「歴史の舞台、池袋キャンパス ー『池袋の立教』その100年ー」を開催しました。

  • タイムカプセル

    立教小学校児童を始めとする本学関係者、校友、豊島区の方々等、約800名にご記入いただいたメッセージをタイムカプセルに収めました。50年後の2068年に開封する予定で、現在、立教学院展示館にて展示しています。

創立150周年に向けたメッセージ

次の立教へ

社会からの要請に応え、各学校教育と一貫連携教育を進化させることにより、他者と共感しながら、 未来を拓く力を備えた人を育てる。

  • 01 学校教育の進化

    • 1.大学のRIKKYO Learning Styleの進展
    • 2.新座中高のグローバルリーダー育成のためのプログラム充実
    • 3.池袋中高のリーダーシップ教育の新たな展開
    • 4.小学校の新教育コンセプトの展開
      「自律・協奏する力と心を育む真正な学び」
  • 02 一貫連携教育の進化

    • 1.各学校の特色を活かした一貫連携教育の展開
    • 2.グローバル教育の進展
    • 3.運動部活動支援の具体的な検討

学院・各学校の取り組み

  • 立教大学

    これから始まる、新たな取り組み

    • RIKKYO Learning Styleの進展

      本学のリベラルアーツ教育は、専門性に立つ教養人の育成を目指しています。創立150周年を迎える2024年に向けて、質の高いリベラルアーツ教育を一層深化させ、「学びを通して世界を読み解く力、世界を変えていく力」を身につけた、これからの社会を担うグローバルリーダーの輩出を目指し、カリキュラムを検討します。

    • 新学部・研究科の構想

      社会情勢が大きく変化するなか、本学が社会から期待される役割を踏まえつつ、新しい時代を切り拓く人々を持続的に育成するために新たな学部・研究科の創設を構想します。構想にあたっては、本学でこれまで培ってきた教育・研究をベースに、本学の更なる教育発展を目指します。

    • 国際化の取り組み

      2014年に採択された文部科学省補助金である「スーパーグローバル大学創成支援事業」のもと、国際化に向けた取り組みを推進してきました。引き続き、協定校の積極的な開拓、外国の学生が本学に留学するための仕組みの着実な整備、外国語で学ぶ機会の大幅な拡充などの取り組みを進めます。

    • 教学発展を支えるキャンパスの整備構想

      歴史と伝統のうえに作り上げられてきたキャンパスを大切にしつつ、教学発展構想・計画(アカデミックプラン)と連動させながら、魅力ある施設整備を進め、キャンパスの機能と価値の向上に努めます。また、ニューノーマルに対応する新しい大学モデル・大学教育の実現を可能とするキャンパス構想も検討します。

    • 「立教箱根駅伝2024」 事業の推進

      2024年の創立150周年に向けた記念事業として、2024年1月の箱根駅伝本選にチームでの出場を目指す「立教箱根駅伝2024」事業に取り組んでいます。2022年に開催された予選会の結果、目標より1年早く箱根駅伝本選出場を果たし、総合18位という成績を収めました。

    • 教育高度化に向けた情報戦略の策定

      情報技術が飛躍的に進化するなか、教育・研究・組織運営の高度化を目的として、情報戦略を推進していきます。次世代に向けて必要不可欠な情報インフラを整備し、教育機関としての競争力を高めるとともに、学生の利便性向上や教職員の働き方改革などを推進し、より高次な情報活用型組織へ発展していくことを目指します。

  • 立教新座中学校・高等学校

    これから始まる、新たな取り組み

    • グローバルリーダー育成のためのプログラム充実

      1年間の派遣留学プログラムのほか、短期型プログラムの充実を継続して図ります。また、各教科主導の海外研修旅行を計画・実現します。

    • アクティブ・ラーニングを取り入れた教育活動の推進

      新学習指導要領全面実施に対応し、教育の充実を図るためにアクティブ・ラーニングの視点を取り入れた教育活動を積極的に推進します。

    • ICT教育の推進と環境整備

      Wi-Fi環境の整備、教員へのICT環境活用のための研修実施、生徒1人1台の端末利用等を進め、ICT環境を活用した先進的な教育の展開を目指します。

    • 学習環境・安全性向上を目的とした施設整備

      ICT教育環境の整備のほか、学校安全対策として、第一学友会館解体・
      倉庫新設と移転、屋外高圧受電関係設備の更新を行います。

  • 立教池袋中学校・高等学校

    これから始まる、新たな取り組み

    • リーダーシップ教育の新たな展開

      授業に加えて、課外活動や校外学習、生徒会活動などを通じて、周囲と協調しながらリーダーシップを発揮できる、新しいタイプのリーダーの育成を目指します。

    • キャリア教育の充実

      「自ら学び考える力を養い、将来のために力をつける」ことを目的に、キャリア学習(高1)をはじめ、各学年におけるさまざまなプログラムを通して、キャリア教育のさらなる発展と充実を図ります。

    • ICT利活用の推進

      現在、高校生は1人1台の端末を利用していますが、これを中学生にも拡大していきます。中高6年間におけるICT環境構築と先進的な利用を進めます。

    • 学習環境・安全性向上を目的とした施設整備

      ICT教育環境整備のほか、学習・運動環境向上を目的に、老朽化が進んだ空調機の更新、摩耗が進んだグラウンド人工芝の張り替え準備を計画しています。

  • 立教小学校

    これから始まる、新たな取り組み

    • 新教育コンセプトの展開「自律・協奏する力と心を育む」

      一人ひとりの主体的な学び(自律)と対話による学び合い(協奏)を通して、教科の枠を超えて、より良い社会の創り手を育みます。

    • 特色ある英語教育の展開

      設立当初より1年生から英語を学び、異文化への理解・関心を育む教育を推進しています。特色ある教授法やICTを活用した先駆的な英語教育を展開します。

    • 新教育コンセプトを具現化する新校舎の建設

      これまで築き上げた伝統と教育活動を継承しながらも、未来を見据えた「新しい教育活動」のために必要となる新校舎の建設計画を推進します。

    • ICT活用による教育の拡張

      子どもたちの自律的な学びと表現を支え深めるために、対面とオンライン両方での学習環境を整備し、ICTを活用した教育の可能性を広げます。